「これも写真?」ワークショップ in FabCafe Kyoto

https://foo-studio-kyoto.peatix.com/view

FabCafe Kyotoにて2024年5月1日に開催された「これも写真?」ワークショップには、写真や「みる」ことの未来に関心を持つ参加者が集まりました。本ワークショップは、写真の新しい可能性を探求するコミュニティ「f∞ studio」が、渋谷での第1回プログラムに続き、京都で初めて一般向けに開催したものです。

スマートフォンで簡単に写真を撮影しSNSで共有できる現代において、「写真」の定義が曖昧になりつつある中、本ワークショップでは従来の写真の概念にとらわれない新たな可能性を参加者と共に探求しました。

3時間のプログラムは、イントロダクションに続き、参加者がチームに分かれて京都の街をフィールドワークする形で進行。「これも写真?」というテーマのもと、参加者それぞれが独自の視点で街を観察し、写真や写真以外の方法での「採取」を行いました。

フィールドワークで得られた素材を持ち寄り、グループディスカッションを実施。水たまりに映る景色、コンクリートの木目模様、自動販売機など、日常に潜む「これも写真?」と感じられる要素について、参加者同士で活発な対話が行われました。従来の写真の概念である「対象物→媒体→表現」という構造を超えて、自然現象や人工物、システムなど、様々な「媒体」を通した表現の可能性が議論されました。

参加者からは「写真の新しい可能性に気づくことができた」「多様な視点との出会いが刺激的だった」といった声が寄せられ、赤瀬川原平の「トマソン」のように、新たな映写運動としての写真の可能性を探求する有意義な機会となりました。

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